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いくつある?介護福祉士になる方法!



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「介護福祉士」とは、介護系資格で唯一の国家資格です。


利用者の身体的、精神的なケアを行う仕事であり、専門知識と技術が求められます。

また、他のスタッフのマネジメントを求められることもあるため、リーダーシップも必要とされる場面もあります。


取得することで、収入・キャリアの面でチャンスが広がり、就職面でも有利になるだけでなく、介護福祉士=介護のスペシャリスト、ともいえますのであらゆる事業所が求める人材です。


介護福祉士になるには、まず「介護福祉士国家試験」に合格しなければいけません。 この試験は年に1回で、基本的に1月に筆記、3月に実技の試験が行われます。


受験資格によって、資格取得までのルートは異なります。

①「実務経験ルート」 学校に通わず、実務経験を経て受験資格を得ます。

実務の経験があるため、実務試験が免除されるのはメリットです。 受験資格は、 実務経験は3年(1095日)以上 「実務者研修」or「介護職員基礎研修」と「喀痰吸引等研修」を修了していることが条件となります。


※「介護職員基礎研修」は2012年度末で廃止されているため、これから受講する人は実務者研修(20科目・450時間のカリキュラム)の修了を目指しましょう。


②「養成施設ルート」 介護福祉士養成施設を卒業した人が対象で、実技試験は免除となります。 受験資格は、 2年制以上の介護福祉士養成施設を卒業(修了) 福祉系大学・社会福祉士養成施設・保育士養成施設のいずれかを卒業後、1年制以上の介護福祉士養成施設を卒業(修了) していることです。


③「福祉系高校ルート」 福祉系高校を卒業した人が対象で、2009年度以降に福祉系高等学校に入学し、新カリキュラムを修めた場合、実技試験は免除されます。

受験資格は、 a福祉系高等学校に2009年度以降に入学し、新カリキュラムを修めて卒業 b福祉系高等学校に2008年度以前に入学し、旧カリキュラムを修めて卒業 c特例高等学校に入学し、必須単位を取得して卒業+9か月以上の実務経験(従業期間273日以上かつ従事日数135日以上) となります。


bかcの受験資格の場合、介護福祉士国家試験の実技試験免除を申請するには、「介護技術講習」を修了しておかなければいけません。

講習は32時間、4日間(8時間×4日)が一般的です(施設により異なる場合あり)。


④EPA介護福祉士候補者(インドネシア人、フィリピン人、ベトナム人)が対象となる「経済連携協定(EPA)ルート」 このルートは、日本で介護福祉士の資格を取得することを目的に就労する、EPA介護福祉士候補者(インドネシア人、フィリピン人、ベトナム人)が対象です。 実務経験、3年以上で受験資格が得られます。


厚生労働省のデータによると、2021年の第33回介護福祉士国家試験の、合格率は71.0%でした。 内訳は、 受験者数:84,483人 合格者数:59,975人 国家資格の中では比較的高いデータといえます。


(参照) 厚生労働省「第33回介護福祉士国家試験の受験者・合格者の推移」 https://www.mhlw.go.jp/content/12004000/000757036.pdf


また、資格なしの介護職員と年収面で比較すると、約64万円の開きがあることが2020年に行われた調査で判明しています。 自身の市場価値を高めるためにも介護福祉士の資格を取るメリットは大きいといえるでしょう。


(参照)厚生労働省「令和2年度介護従事処遇状況等調査結果の概要」 https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kaigo/jyujisya/20/dl/r02gaiyou.pdf

 
 
 

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