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実は高くない?「介護の離職率」、離職理由と併せて解説



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「介護職は離職率が高い」 というイメージを持つ方も多いかもしれません。

しかし、実は他の産業と比較すると際立って離職率が高い、というわけではないのです。 以下に、令和2年における離職率を抜粋しました。


全労働者における離職率:14.2%

男性平均:12.8% 女性平均:15.9%

一般労働者:10.7% パートタイマー:23.3%

産業別に見ると、 宿泊業・飲食サービス業が26.9%で最多となり、

次いでサービス業(19.3%)、生活関連サービス・娯楽業(18.4%)と続きます。


一方、介護が含まれる医療・福祉における離職率は14.2%と、全体平均と同じ数値です。 参考:厚生労働省 令和2年雇用動向調査結果の概要 https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/212/dl/gaikyou.pdf


つまり、一般的にイメージされているほど介護職の離職率は高いわけではない、といえるでしょう。


続いては、介護職を離職する理由について見ていきます。

介護労働安定センターの調査によると、全体で上位となったのは「職場での人間関係に問題があったため」でした。


この理由はおそらくどの業種で合っても上位にくる理由といえます。

男女別で見ると、男性では「自分の将来に見込みが立たなかったため」という理由が最も多く、女性は「結婚・妊娠・出産・育児のため」が最多となりました。

事業所としては、人事評価制度、昇格・昇給制度の見直しや改善、女性が職場復帰しやすくなる制度や環境づくりが、離職率を下げるために重要といえるでしょう。

参考:介護労働安定センター 

介護労働の現状について

http://www.kaigo-center.or.jp/report/pdf/2020r02_roudou_genjyou.pdf

 
 
 

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