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老老介護の割合は?共倒れを防ぐために大切なこと



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「老老介護」とは、高齢者が高齢者を介護している状態のことです。


ここで用いている高齢者の定義としては、65歳以上のことを指します。


2019年に行われた厚生労働省の調査では、同居する介護者と被介護者の組み合わせのうち65歳以上同士である割合が約6割であることがわかりました。


75歳以上同士に絞っても、3割近くに上っており、老老介護は喫緊の課題といえます。 (参考) 厚生労働省『2019年 国民生活基礎調査の概況 IV.介護の状況』 https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa19/dl/05.pdf


なぜなら介護する側もされる側も、高齢者であることで体力的に厳しいものがあり、

負担も大きくなるからです。


また、介護に時間を割かれることで体力が奪われるだけでなく、大きなストレスを感じている人も多いでしょう。


老老介護は、介護者が1人で抱え込んでしまって共倒れしてしまうリスクがあります。 そこで大切になるのが、「どこに相談すればいいのか」を把握していることです。


ぜひ、地域包括支援センターや、介護サービス・施設の利用を検討しましょう。

地域包括支援センターは、65歳以上なら誰でも無料で利用でき、地域住民の保健、福祉、医療、介護など全方位的にサポートしてくれます。


まずは困っていることを相談してみましょう。 介護サービスも要介護認定など諸条件を満たせば安価に利用することも可能です。

デイケアや、ショートステイなど、さまざまな形態があるため、ライフスタイルなどに応じてぴったりのサービスを活用しましょう。


介護をプロに任せたいのであれば、施設への入居も視野に入れるべきです。

老老介護による共倒れリスクを考えれば、妥当な判断といえるでしょう。


少子高齢化が進む日本において、老老介護は今後も大きなトピックスとなり続けます。 自分自身や周りが老老介護の立場になっても慌てることがないよう、活用できるサービスは何かということを改めて把握しておく必要があるのではないでしょうか。

 
 
 

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